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賃貸の管理会社がわからない時の調べ方!緊急時の連絡先と確認方法

【監修】角名 達矢

(株)ホンネ不動産創業者、宅地建物取引士、不動産業界20年以上。22歳の時に就職した会社にて不動産業界の慣例・慣習があまりにもひどく衝撃を受け、実務を経験した後27歳で独立。TVメディアに多数出演。賃貸仲介・売買仲介ともに経験豊富です。

「部屋で水漏れが起きた!」「鍵を無くして家に入れない!」といった緊急トラブルが発生した時や、いざ退去しようとした時に、「あれ?うちの管理会社ってどこだっけ?」と焦ってしまうことは少なくありません。

結論からお伝えすると、賃貸の管理会社は「重要事項説明書賃貸借契約書」や「建物のエントランス掲示板」に記載されていることが多いです

この記事では、不動産のプロ視点で以下のポイントをわかりやすく解説します。

  • 管理会社がわからない時にすぐ確認できる調べ方
  • 「管理会社」「仲介会社」「大家さん」の役割の違い
  • 深夜や休日の緊急時に連絡がつかない場合の対処法

この記事を読めば、今すぐ誰に連絡すべきかが明確になり、トラブルや退去手続きをスムーズに進めることができます!

賃貸の管理会社がわからない時はどうする?まず確認すべきこと

パニックになりがちな緊急時でも、まずは落ち着いて以下のポイントを確認しましょう。

以下はもっとも早く確実な連絡先を見つける手順です。

契約書・重要事項説明書を確認する

一番確実なのは、入居時に交わした書類一式を見ることです。

「賃貸借契約書」や「重要事項説明書」の「管理業者」あるいは「貸主・代理人」の欄に、管理会社の名称と連絡先が記載されていることが多いため、まずは確認しましょう。

入居時にもらった書類やアプリを確認する

最近の賃貸物件では、入居時の案内として「入居者のしおり」のような冊子や、専用の「入居者アプリ」への登録が案内されていることが多いです。

書類のファイルや、スマホに入れたアプリを開いてみましょう。

建物の掲示板・エントランスの案内を見る

書類が見当たらない場合、部屋の外に出てみてください。

マンションやアパートの1階エントランス、郵便ポスト付近、ゴミ捨て場などの掲示板に、「管理会社:〇〇不動産(電話番号)」と書かれたステッカーや看板が貼られていることがほとんどです。

仲介会社に連絡して確認する

どうしても書類や看板が見つからない場合は、部屋探しを手伝ってくれた「仲介会社」の店舗に電話をして、「〇〇マンションの管理会社を教えてください」と聞いてみましょう。

緊急時は24時間サポート窓口を確認する

水漏れや鍵の紛失など、今すぐ対応が必要なトラブルで夜間・休日の場合は、管理会社の通常窓口は閉まっています。

入居時に「24時間駆けつけサポート」などに加入している場合は、その専用ダイヤルへ連絡してください。

※「24時間サポート」は加入が必須ではないため、契約内容を確認しましょう。

管理会社の調べ方

【図解】管理会社の確認方法

ここからは、手元にある資料や状況に応じて、具体的にどこを見れば管理会社がわかるのかを詳しく解説します。

賃貸借契約書を見る

契約書は、まず最初に確認したい書類です。物件によっては契約書の「貸主」「管理会社」「管理受託者」「代理人」などの欄に、管理会社名や連絡先が記載されています。

ただし、すべての契約書に管理会社が記載されているとは限りません。また、契約後に管理会社が変更されている場合は、契約書の情報が最新ではないこともあります。

記載が見当たらない場合や情報が古い場合は、重要事項説明書や入居時の案内書類もあわせて確認しましょう。

重要事項説明書を見る

契約書と一緒に必ず渡される「重要事項説明書」には、建物の管理を委託している会社や管理方法などが記載されています。「管理会社」「管理受託者」「管理の委託先」などの項目を確認しましょう。

自主管理物件の場合は、管理会社ではなく貸主(大家さん)が管理者として記載されていることがあります。

なお、契約時から管理会社が変更されているケースでは、重要事項説明書の内容が現在の管理会社と異なる場合もあります。その場合は、建物の掲示板や入居者向けアプリ、管理会社から届いた郵便物などで最新の連絡先を確認すると安心です。

入居者向けアプリ・マイページを見る

大手の管理会社(大東建託、レオパレス、シャーメゾンなど)の場合、専用の入居者アプリやWeb上のマイページが用意されています。

アプリ内の「お問い合わせ」や「よくあるご質問」のページから、チャットや電話で連絡を取ることができます。

建物掲示板や共用部の貼り紙を見る

エントランスの掲示板には、騒音注意の貼り紙や点検のお知らせなどが掲示されていることがあり、その文末に管理会社の連絡先が記載されています。

エレベーター内や駐輪場なども有力な手がかりになります。

家賃の振込先・引き落とし名義を確認する

通帳やネットバンキングの明細を見て、毎月の家賃がどこに振り込まれているか、または誰の名義で引き落とされているかを確認します。

引き落とし名義が管理会社・保証会社・収納代行会社になっている場合があります。

仲介してもらった不動産会社に聞く

契約書類を紛失してしまった場合は、部屋を契約した仲介会社の店舗に問い合わせましょう。

あなたの名前と物件名を伝えれば、過去の契約データから現在の管理会社を調べて教えてくれます。

物件名で検索する

「物件名+地域名+賃貸」でネット検索をすると、現在空室の募集が出ているポータルサイト(SUUMOなど)がヒットすることがあります。そこから管理会社(または募集窓口)を推測することも可能ですが、後述する注意点もあるため最終手段としましょう。

管理会社と仲介会社・大家さんの違い

【図解】「管理会社」「仲介会社」「大家さん」の違い

賃貸契約には複数の登場人物が絡むため、「誰に連絡すればいいの?」と迷う原因になります。それぞれの役割を整理しておきましょう。

管理会社は入居後の建物管理や窓口を担当する会社

入居中のトラブル対応、家賃の集金、退去手続き、建物の清掃などを大家さんから引き受けているのが「管理会社」です。

管理会社が入っている物件では、入居後の相談窓口は原則として管理会社になります。

仲介会社は契約前の物件紹介・契約手続きを担当する会社

あなたが部屋探しでお店に行き、案内してくれたのが「仲介会社」です。彼らの仕事は「お客さんに部屋を紹介し、契約を結ぶこと」までです。

入居後の管理は行っていないため、設備トラブルなどを相談しても対応できません。

大家さんは物件の所有者

建物のオーナー(所有者)です。管理会社に業務を委託している場合、入居者が大家さんと直接やり取りすることはほとんどありません。

ただし、『自主管理物件』の場合は、大家さん本人が管理会社の役割を兼ねているため、大家さんに直接連絡します。

賃貸物件によっては管理会社を介さず、大家さん自身が管理を行う「自主管理物件」が存在します。

問い合わせ内容によって連絡先が変わる

入居中のトラブルは「管理会社」、契約直後の書類の不備などは「仲介会社」、自主管理なら「大家さん」というように、相談内容と物件の管理形態によって適切な連絡先を見極める必要があります。

管理会社に連絡すべき内容

以下のようなトラブルや相談事は、すべて管理会社の管轄となります。

水漏れ・鍵紛失・設備故障などの緊急トラブル

「上の階から水が漏れてきた」「エアコンが壊れた」「お湯が出ない」「鍵を無くした」といった室内設備のトラブルは、管理会社(または提携の24時間サポート)へ連絡します。

緊急時を除き、事前に管理会社へ相談せず修理業者を手配すると、費用負担についてトラブルになることがあります。

騒音・ゴミ出し・共用部トラブル

「隣の部屋の深夜の話し声がうるさい」「ゴミ置き場が荒れている」「廊下の電球が切れている」といった、住環境や共用スペースに関するクレームも管理会社へ相談します。

直接住人同士で注意するのはトラブルの元なので避けましょう。

更新・解約・退去に関する相談

「契約更新の手続きをしたい」「来月で退去したい」といった契約期間に関する手続きも管理会社の窓口です。

特に退去の場合は、「退去日の〇ヶ月前までに申告」というルールがあるため早めの連絡が必要です。

家賃の支払い・引き落としに関する確認

「今月だけ家賃の引き落とし口座を変更したい」「うっかり残高不足で引き落とされなかった」といったお金に関する相談も、集金管理を行っている管理会社へ連絡します。

最近では専用マイページやWebフォームから解約申請を受け付ける管理会社も増えています。

火災保険や24時間サポートの確認

入居時に加入した火災保険や24時間サポートの契約内容、連絡先がわからない場合は、まず管理会社へ確認してみましょう。管理会社が契約内容を把握している場合は、加入しているサービスの内容や連絡先を案内してもらえることがあります。

また、水漏れや鍵の紛失などの緊急トラブルでは、提携する24時間サポート窓口や火災保険の駆けつけサービスを利用できるケースもあります。入居時に受け取った契約書類や入居者アプリ、マイページなどもあわせて確認しておくと安心です。

管理会社では対応できない内容もある

一方で、火災保険の保険金請求や補償内容の詳細、家賃保証会社との保証契約や支払いに関する手続きなどは、管理会社では対応できず、保険会社や保証会社へ直接問い合わせが必要になる場合があります。

「どこへ連絡すればよいかわからない」という場合は、まず管理会社へ相談すると、状況に応じた担当窓口を案内してもらえることが多いため、自己判断で手続きを進める前に確認すると安心です。

仲介会社に連絡した方がいい内容

入居後のトラブルは管理会社が窓口ですが、例外として以下のようなケースは「仲介会社」に連絡した方がスムーズです。

契約直後で管理会社の連絡先がわからない場合

鍵をもらって入居した直後や、引っ越し当日にトラブルがあり、まだ管理会社の連絡先を把握できていない場合は、窓口となってくれた仲介会社の担当者に電話して指示を仰ぎましょう。

重要事項説明書や契約書の内容を確認したい場合

「契約時に言われた条件と違う気がする」「初期費用の明細について質問がある」など、契約を交わした際の手続きそのものに対する疑問は、契約手続きを行った仲介会社に確認します。

入居前の鍵渡し・初期費用・契約手続きの確認

まだ入居前(契約期間開始前)の段階であれば、すべてのやり取りは仲介会社を通して行います。初期費用の振込先確認や、鍵の受け取り日時の調整などは仲介会社へ連絡してください。

管理会社へ連絡してもつながらない場合の相談

管理会社に何度電話してもつながらない、対応してくれないといった場合は、最終手段として仲介会社に相談することで、業者間のルートを使って管理会社へ連絡を取ってくれることがあります。

管理会社がわからない時の注意点

自分で管理会社を調べる際、間違った対応をしてしまわないための注意点を解説します。

ネット検索だけで判断しない

物件名で検索して出てきた不動産会社が、必ずしも「現在の管理会社」とは限りません。単にその物件の空室を入居者募集しているだけの「仲介会社」であるケースが非常に多いです。

同じ物件名でも管理会社が変わっている場合がある

途中で大家さんが変わったり、管理会社が変更になったりすることがあります。古い契約書を見た場合、すでに別の管理会社へ引き継がれていることもあるため、必ず最新の郵便物やエントランスの掲示を確認しましょう。

家賃の振込先と管理会社が同じとは限らない

家賃の引き落とし名義が「〇〇保証」「〇〇ファイナンス」などの場合、それは管理会社ではなく「家賃保証会社」や「集金代行会社」です。設備トラブルなどを保証会社に連絡しても対応できません。

緊急トラブルは記録を残しておく

水漏れなどの緊急時に管理会社と連絡が取れず、やむを得ず自分で業者を手配する場合などは、後々の費用負担で揉めないよう、被害状況をスマホで写真や動画に撮り、証拠を残しておきましょう。

退去連絡は期限があるため早めに確認する

退去通知には「1ヶ月前」「2ヶ月前」といった期限が契約で定められています。管理会社がわからず連絡が遅れた結果、余分な家賃を払うことにならないよう、退去を決めたら真っ先に連絡先を調べましょう。

退去連絡について、詳しくはこちら

https://honnne.com/blog/archives/3966

緊急時に管理会社と連絡がつかない場合の対処法

【図解】深夜・休日で連絡がつかない時の対処法

深夜や休日に大きなトラブルが起き、管理会社が営業時間外でつながらない場合の具体的なアクションです。

24時間サポートに連絡する

毎月、家賃と一緒に「24時間サポート費用(数百円〜千円程度)」を支払っている場合は、夜間でも対応してくれるコールセンターがあります。

契約書類のファイルにサポートの連絡先カードが挟まっていないか確認してください。

※「24時間サポート」は加入が必須ではないため、契約内容を確認しましょう。

火災保険の事故受付窓口を確認する

水漏れで部屋が水浸しになった、窓ガラスが割れたといった大きな損害は、入居時に加入した火災保険(家財保険)の「駆けつけサービス」で応急処置ができる場合があります。保険証券に記載されている事故受付ダイヤルへ連絡しましょう。

水漏れなどは被害拡大を防ぐ対応を優先する

連絡がつかないからといって放置するのは危険です。

水漏れの場合は止水栓(水道メーターの横などにあるバルブ)を閉めるなど、まずは被害がこれ以上拡大しないための応急処置を自分で行います。

写真・動画で状況を記録する

後日、管理会社や保険会社に状況を説明し、修理費用の負担を相談する際、客観的な証拠が不可欠です。

水が漏れている箇所や、壊れた設備の現状を色々な角度から撮影しておきましょう。

後から管理会社へ報告できるように時系列を残す

「〇月〇日の〇時にトラブル発生」「〇時に管理会社へ電話したが繋がらず」「〇時に止水栓を閉めた」など、簡単なメモを残しておくと、翌営業日に管理会社へスムーズに経緯を説明できます。

退去・解約で管理会社を調べたい場合

引越しを決意し、今の部屋を解約するために管理会社を探している場合のチェックポイントです。

解約通知の提出先を確認する

退去手続きは、電話一本で終わらないことがほとんどです。契約書に綴じ込まれている「解約通知書」や「退去届」を、指定された宛先(管理会社)へ郵送またはFAX、WEB申請で提出する必要があります。

退去連絡の期限を確認する

契約書の「解約予告期間」を確認します。「退去予定日の1ヶ月前までに通知」とあれば、今日連絡しても最短で解約できるのは1ヶ月後です。この期限を過ぎると、新居との二重家賃が発生してしまうため注意が必要です。

管理会社と貸主のどちらへ連絡するか確認する

基本的には管理会社宛に通知しますが、契約書の特約事項などに「解約通知は貸主宛に送付すること」と記載されている自主管理物件の場合は、大家さん本人へ連絡する必要があります。

電話だけでなくメール・書面で記録を残す

「言った・言わない」のトラブルを防ぐため、電話で退去の旨を伝えた後も、「〇月〇日に解約通知書を発送しました」「WEBフォームから解約申請をしました」という形で、証拠に残る方法で手続きを進めましょう。

退去立会いの日程も早めに調整する

退去日には、部屋を空っぽにした状態で管理会社の担当者と室内の傷をチェックする「退去立会い」が行われます。引越しシーズンの月末は担当者の予定が埋まりやすいため、連絡先がわかったらすぐに日程調整を行いましょう。

管理会社の調べ方に関するよくある質問

最後に、賃貸の管理会社に関してよくある疑問にQ&A形式でお答えします。

賃貸の管理会社はどこを見ればわかりますか?

「賃貸借契約書」や「重要事項説明書」、または建物のエントランスにある「掲示板の貼り紙」を見るのが一番早く確実です。

管理会社と仲介会社は同じですか?

別々の会社であることが多いです。

仲介会社は「部屋探しから契約まで」を担当し、管理会社は「入居後の建物の管理やトラブル対応」を担当します。

管理会社が変わった場合はどう確認すればいいですか?

管理会社が変更される際は、郵送や掲示、メールなどで案内されることが一般的です。

見落としてしまった場合は、エントランスの掲示板を再度確認するか、大家さんに直接尋ねてみましょう。

設備トラブルは管理会社と仲介会社どちらに連絡しますか?

エアコンの故障や水漏れなどの設備トラブルは、すべて「管理会社」へ連絡します。

退去連絡は管理会社にすればいいですか?

はい、原則として管理会社へ連絡します。

契約書にある「解約通知書」を管理会社宛に送付する流れが一般的です。

管理会社に連絡がつかない時はどうすればいいですか?

深夜や休日などで営業時間外の場合は、加入している「24時間サポート窓口」や「火災保険の事故受付窓口」に連絡して応急処置の指示を仰ぎましょう。

まとめ

賃貸物件の管理会社がわからない時の最も確実な調べ方は、以下の3つです。

  • 賃貸借契約書・重要事項説明書を見る
  • 建物のエントランス・掲示板の看板を見る
  • 入居者専用アプリ・マイページを確認する

入居中の水漏れトラブルや退去手続きなど、重要な連絡はすべて「管理会社」が窓口となります。「仲介会社」に連絡しても対応できないことが多いため、役割の違いをしっかり理解しておくことが大切です。

いざという時にパニックにならないよう、今のうちに手元の契約書を確認し、スマホの電話帳に管理会社の番号を登録しておくと安心ですよ!

その他、不動産屋や入居後のトラブルについてはこちらをチェック!

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【監修】角名 達矢

(株)ホンネ不動産創業者、宅地建物取引士、不動産業界20年以上。22歳の時に就職した会社にて不動産業界の慣例・慣習があまりにもひどく衝撃を受け、実務を経験した後27歳で独立。TVメディアに多数出演。賃貸仲介・売買仲介ともに経験豊富です。

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