部屋探し・内見・物件選びコツ

11月入居の部屋探しはいつから?最適な時期と探し方の手順を解説

【監修】角名 達矢

(株)ホンネ不動産創業者、宅地建物取引士、不動産業界20年以上。22歳の時に就職した会社にて不動産業界の慣例・慣習があまりにもひどく衝撃を受け、実務を経験した後27歳で独立。TVメディアに多数出演。賃貸仲介・売買仲介ともに経験豊富です。

「11月から新しい部屋に住みたいけれど、いつから探し始めればいいの?」とお悩みではありませんか?結論から言うと、11月入居を目指すなら「1ヶ月〜1.5ヶ月前の9月下旬〜10月中旬」に動き出すのがベストです。

11月は秋の引越しシーズンが落ち着き、じっくり物件を選べる狙い目の時期。しかし、春先と比べて物件の絶対数が少なくなるため、正しいスケジュール感で動かないと「良い物件がない」「無駄な空家賃が発生する」といった失敗に繋がります。

この記事では、不動産のプロ視点で以下のポイントを解説します。

  • 11月入居に向けたベストな逆算スケジュール
  • 秋〜冬の賃貸市場ならではのメリットと注意点
  • 月初・月末入居による「初期費用」の違い

この記事を読めば、焦らず無駄な出費を抑えながら、年内に理想の新生活をスタートさせる最短ルートがわかります!

11月入居の部屋探しはいつから始めるべき?

賃貸物件のお部屋探しでは、「早すぎても家賃がもったいない」「遅すぎると選べる物件がない」というジレンマに陥りがちです。

まずは、11月に入居するためのベストなスタート時期について、不動産会社側の視点も交えて解説します。

【入居希望日に合わせた準備期間一覧表】

入居希望時期本格的に探し始める(内見)目安引越し準備の目安
11月上旬(1日〜10日)9月下旬〜10月上旬10月中旬〜下旬
11月中旬(11日〜20日)10月上旬〜中旬10月下旬〜11月上旬
11月下旬(21日〜月末)10月中旬〜下旬11月上旬〜中旬

結論:9月下旬〜10月中旬に探し始めるのがおすすめ

11月中に新しいお部屋に入居したい場合、「入居希望日の1ヶ月〜1.5ヶ月前」である9月下旬から10月中旬にかけて、不動産会社へ行き本格的に探し始めるのが最もおすすめです。

一般的な賃貸物件は、入居申し込みをしてから「入居審査」「重要事項説明」「契約手続き」を経て、最終的に鍵の引き渡し(家賃発生日)が行われるまで、おおよそ2週間〜3週間の期間を要します。そのため、この「1ヶ月〜1.5ヶ月前」という時期に動き出すのが、無駄な空家賃を払うことなく、かつ自分の引越し準備も最もスムーズに進められる黄金のタイミングとなります。

11月上旬入居なら9月下旬〜10月上旬が目安

11月1日や11月上旬に入居し、すぐに新生活をスタートさせたい場合は、9月下旬から10月上旬の間に内見をスタートさせましょう。この時期に動けば、10月中旬までには申し込みと審査を完了させることができます。

残りの10月下旬の約2週間を、引越し業者の手配や荷造り、粗大ゴミの処分、ライフライン(電気・ガス・水道)の手続きなど、ゆとりを持った引越し準備にあてることができます。早めに動くことで、希望の引越し業者のスケジュールも押さえやすくなります。

11月中旬〜下旬入居なら10月上旬〜中旬でも間に合いやすい

11月15日や20日といった「中旬から下旬」の入居を希望する場合は、10月上旬から中旬にかけて探し始めても十分に間に合います。

逆に、11月下旬に入居したいのに、あまりに早い時期に空室物件へ申し込むんでしまうと、大家さんから「そんなに長く部屋をタダで取り置きすることはできない」と断られてしまいます。

「10月上旬から家賃を払ってくれるなら契約する」と前倒しを求められ、無駄な空家賃を支払う羽目になるため、入居希望日から逆算してピンポイントで動くことが非常に大切です。

年内に引越したい人は早めに動くと安心

「11月中、遅くとも年内には絶対に引越しを完了させたい」という明確な目標がある人は、少し早めの9月中旬頃からポータルサイトで情報収集だけでも始めておくと安心です。

11月は秋の異動シーズンが終わった直後であり、近々退去予定の物件や募集開始直後の物件が市場に出回るタイミングでもあります。情報収集を早めに始めておくことで、条件の良い退去予定物件をいち早く見つけ、先行して申し込みを入れるという有利な動き方が可能になります。

11月入居の部屋探しスケジュール

【図解】11月入居までの逆算スケジュール表

理想の物件に出会い、スムーズに11月に入居するための具体的なスケジュール手順を解説します。全体像を把握しておくことで、焦らずに計画的な行動ができます。

入居2ヶ月前:希望条件と予算を整理する

(目安:9月上旬〜中旬) まずはネットで物件を見る前の準備段階です。

毎月の家賃の上限(手取り収入の3分の1以下が安全な目安です)を明確に決めましょう。その上で、住みたいエリア、必要な間取り、そして「絶対に譲れない条件(例:バストイレ別、2階以上)」と「できれば欲しい条件(例:宅配ボックス、南向き)」をリストアップして優先順位を整理します。

この軸をしっかり決めておかないと、後々物件選びで迷走し、時間を無駄にしてしまいます。

入居1.5ヶ月前:物件情報を見始める

(目安:9月下旬) SUUMOやHOME'S、アットホームなどの賃貸ポータルサイトを使い、実際の物件情報をこまめにチェックし始めます。

自分の設定した予算と希望条件で、どの程度の物件がヒットするのかを確認し、現実的な相場感を掴んでいきます。気になる物件があればお気に入り登録し、数日後にその物件がまだ残っているか(どれくらいのスピードで他人に取られてしまうのか)を観察するのも、不動産市場のリアルな動きを知るための非常に良い方法です。

お部屋探しにおススメの賃貸アプリをご紹介

https://honnne.com/blog/archives/26398

入居1ヶ月前:内見・申込を進める

(目安:10月上旬〜中旬) 気になる物件を扱っている不動産会社へ連絡し、実際に内見を行います。11月入居を目指す場合は、この時期に「住みたい部屋」を決め、入居申込・審査へ進めるのが理想的なスケジュールです。

一方で、条件の良い物件は掲載後すぐに申し込みが入ることも珍しくありません。 そのため、多くの物件を比較し続けているうちに、第一希望の物件が埋まってしまうケースもあります。

もちろん十分に比較検討することは大切ですが、希望条件をおおむね満たし、納得できる物件に出会えたら、早めに申し込みを検討することも重要です。 事前に連帯保証人への連絡や必要書類を準備しておくと、手続きをスムーズに進められます。

内見時チェックポイントについて詳しく解説!

https://honnne.com/blog/archives/14157

入居2〜3週間前:審査・契約・引越し準備を進める

(目安:10月中旬〜下旬) 入居審査(通常3日〜1週間程度)を無事に通過したら、不動産会社から初期費用の請求書が届きます。指定期日までに初期費用を入金し、宅地建物取引士から重要事項説明を受け、賃貸借契約を結びます。

契約日(鍵の引き渡し日)が確定した段階で、すぐに複数社から見積もりを取って引越し業者の手配も完了させておきましょう。不用品の処分や粗大ゴミの回収予約も、自治体によっては時間がかかるためこの時期から進めておくと後が楽になります。

入居1週間前:ライフラインや住所変更を済ませる

(目安:10月下旬) 鍵の引き渡し日(引越し日)が決まったら、電気・ガス・水道の開通手続きや、インターネットの移転手続きを各事業者へ行います。特にガスは開栓時に本人の立ち会いが必要なため、引越し当日に使えるよう早めの予約が必須です。

また、役所での転出届(異なる市区町村へ引越す場合)や、郵便局への転送届の手続きもこの時期に済ませておくと、新居での生活が初日からトラブルなく快適にスタートできます。

入居前・入居日にやることについて詳しく解説!

https://honnne.com/blog/archives/25661

11月入居で部屋探しするメリット

【図解】11月入居のメリット

11月入居を目指してお部屋を探すことには、新生活シーズンである春の超繁忙期や、秋の異動シーズン(9〜10月)にはない、借り手にとって有利なメリットがたくさんあります。

春の繁忙期より落ち着いて探しやすい

進学や就職が重なる1月〜3月の超繁忙期は、不動産会社の店内が常に満席で、内見の予約すら希望通りに取れず、迷っている数分の間に他の人に物件を取られてしまうことが日常茶飯事です。

それに比べると11月は引越し市場がかなり落ち着いているため、焦らされることなく、自分のペースでじっくりと複数の物件を比較検討しやすくなります。納得いくまで部屋を探したい人にはぴったりの時期です。

不動産会社や引越し業者の予約が取りやすい傾向がある

不動産会社の営業担当者も、繁忙期に比べるとスケジュールに余裕があります。そのため、繁忙期に比べると、比較的時間をかけて相談できる傾向があります。

会社・担当者次第にはなりますが、時間をかけて周辺環境の案内をしてくれたり、こちらの希望を深くヒアリングして的確な物件提案をしてくれたりと、丁寧なサポートを受けられる確率も高くなります。

また、引越し業者も予約の空き枠が多く、希望の日時でトラックを押さえやすいだけでなく、相見積もりによる料金交渉にも応じてくれやすいという大きなメリットがあります。

年内に新生活を始められる

11月に引越しを完了させて生活基盤を整えておけば、年末の慌ただしい時期(大掃除や忘年会シーズン)を、新しい綺麗な部屋でゆっくりと迎えることができます。

「今年のうちに生活環境を変えてリフレッシュしたい」「年明けから心機一転、新しい環境で仕事に集中したい」と考えている方にとって、気候も良く作業がしやすい11月は最適なタイミングと言えます。冬の寒さが本格化する前に作業を終えられるのも魅力です。

12月・1月の忙しい時期を避けやすい

12月に入ると世間全体が師走の慌ただしさに包まれ、引越し作業や役所の手続き、インターネットの開通工事の予約などがスムーズに進みにくくなります。

また1月に入ると一気に春の繁忙期へと突入し、ライバルが増え家賃相場も上がり始めます。この「忙しくなる直前の谷間の時期」である11月を狙うのは、労力と費用の両面において非常に賢い選択であり、ストレスなく新生活をスタートさせるための秘訣でもあります。

11月入居で部屋探しするデメリット・注意点

【図解】11月入居の注意点・デメリット

落ち着いて探せるメリットが多い11月入居ですが、秋から冬へと移行する時期ならではの、見落としがちなデメリットや注意点も存在します。

  • 物件の選択肢がやや狭まる
  • 優良物件は水面下ですぐに埋まる
  • 年末に向けたスケジュールの圧迫
  • 家賃発生日のコントロールが難しい場合がある

物件数は繁忙期ほど多くない

11月は、9月〜10月の「秋の異動シーズン」で出た優良物件がすでに一通り契約されてしまった後の時期にあたります。そのため、春(1月〜3月)や秋口に比べると、市場全体で募集されている「空室の絶対数」は少なめになります。

「希望条件に100%合致する物件がなかなか見つからない」という状況に陥りやすいため、ある程度の条件緩和(駅から少し離れる、築年数を妥協するなど)を事前に考えておくことが大切です。

人気物件は少なくてもすぐ埋まることがある

全体の物件数が少ないということは、たまに条件の良い優良物件(駅近・築浅・家賃が手頃)がポータルサイトに掲載されると、そこに部屋探し中のユーザーが一点集中しやすいということです。

「ライバルが少ない時期だから大丈夫」と油断して内見を週末まで先延ばしにしていると、あっという間に他の人に先行申込されてしまうため、良いと思ったら即行動する決断のスピード感は依然として重要になります。

年末に近づくと契約・引越し日程が詰まりやすい

11月下旬に入居する場合、もし保証会社の審査が長引いたり、契約書類の不備があったりすると、契約手続きが12月にずれ込んでしまいます。12月は不動産会社や管理会社も年末の挨拶回りや冬季休業(年末年始休み)の準備に入るため、対応が遅れがちになります。

スケジュールがカツカツにならないよう、住民票や収入証明書などの必要書類の準備は早め早めに行う必要があります。

12月入居と比較して家賃発生日の調整が必要な場合がある

「11月に良い物件を見つけたけれど、実際に住み始めるのは12月になってからが良い」という場合、注意が必要です。

空室の物件を押さえておける(家賃が発生しない)期間は、申し込みから長くても約2〜3週間が限界です。そのため、11月上旬に申し込んだ場合、どうしても11月下旬からは家賃を発生させざるを得ず、「現在住んでいる家の家賃と新居の家賃が二重払いになる期間」が長くなる可能性が高いため、資金計画には余裕を持たせましょう。

11月入居に向いている人

これまでのメリット・デメリットを踏まえ、11月入居での引越しが特におすすめな人の特徴を具体的にまとめました。

年内に引越しを終わらせたい人

「お正月は新しい部屋でゆっくりおせちを食べたい」「年末の大掃除を新居でやりたい」など、年内に生活基盤を整えてスッキリと新年を迎えたい人にとって、気候も穏やかで作業がはかどる11月は、まさにラストチャンスとも言える絶好の引越しシーズンです。

12月の慌ただしさを避けるためにも、11月中の入居完了を目標にするのは理にかなっています。

春の繁忙期を避けて落ち着いて探したい人

「今年の春に引越しをしようとしたけれど、家賃も引越し代も高いし、不動産屋も慌ただしくて疲れてしまったので見送った」という人が、あえて時期をずらして11月に探すのは非常に賢い選択です。

不動産屋の担当者とじっくり相談しながら、エリアの選定から内見まで、自分のペースで妥協のない部屋を見極めることができます。

転職・同棲・結婚など生活を切り替えたい人

秋入社での転職で試用期間が終わり生活が落ち着いてきた人や、クリスマスや年末に向けて同棲・結婚の準備を進めているカップルなど、ライフスタイルが大きく変化する節目として、11月入居は区切りが良く、新しい生活リズムを構築しやすいタイミングです。

二人で家具や家電をゆっくり選ぶ時間も確保しやすくなります。

年末年始を新居で過ごしたい人

年末年始の長期休暇を利用して、新居のインテリアにこだわったり、足りない家具家電を初売りセールで買い揃えたりしたい人には、11月中の入居がぴったりです。

休みの期間を「引越しの片付け」で潰してしまうのではなく、「新生活の充実」にフル活用することができるため、精神的にも非常に豊かな年末年始を過ごすことができます。

11月入居の物件探しで失敗しないコツ

スムーズに、かつ妥協のない納得のお部屋探しをするための、実践的で具体的なコツを5つご紹介します。

希望条件に優先順位をつける

物件数が少し減る時期だからこそ、「駅徒歩5分以内」「築5年以内」「バストイレ別」「家賃〇万円以下」など、希望をすべて満たす100点の物件を探すのは困難です。必ず「絶対に譲れない条件(MUST)」と「できれば欲しい条件(WANT)」に分け、優先順位をつけておきましょう。

70点の物件を見つけた時に、すぐに妥協・決断できる基準を持っておくことが、ライバルに勝ち抜くための最大のコツです。

部屋探しで失敗しないための優先順位の付け方をご紹介!

https://honnne.com/blog/archives/17967

家賃・初期費用・引越し費用を先に確認する

毎月の家賃だけでなく、「敷金・礼金・仲介手数料などを含めた初期費用の総額(家賃の約4.5〜6ヶ月分が目安)」や「引越し業者代(単身で3〜5万円程度)*」を含めたトータル予算を最初に把握しておきましょう。

ここを曖昧にしていると、「審査も通って契約直前になって初期費用の高さに気づき、泣く泣くキャンセルする」といった失敗に繋がってしまいます。

※実際の費用は荷物量・移動距離・時期・付帯サービスの有無・住居周辺環境などで大きく異なります。

【合わせてチェック】賃貸物件の初期費用について解説!

https://honnne.com/blog/archives/26163
https://honnne.com/blog/archives/3162

退去予定物件は内見可能時期を確認する

11月の市場には、「現在空室ですぐに見られる物件」と、「10月末に退去したばかりでまだクリーニング中(内見不可)の物件」が混在しています。

クリーニングが終わるのを待ってから内見するか、他の人に取られる前に写真や間取り図だけで判断して「先行申込」をする覚悟があるのか、自分のスケジュールと照らし合わせて不動産屋とよく相談し戦略を練りましょう。

申込から契約までの流れを把握しておく

良い物件を見つけたら、他の人に取られないよう、すぐに「入居申込書」を記入し審査に入ります。

このスピード感が勝負を分けるため、連帯保証人をお願いする親族には事前に「引越しをするからよろしく」と連絡しておき、自分の収入証明書(源泉徴収票や直近の給与明細)、身分証の裏表コピーを手元に準備しておくと、驚くほどスムーズに手続きが進みます。

入居申込みや契約の際に必要なものはこちらでチェック!

https://honnne.com/blog/archives/18196

気になる物件は早めに空室確認する

ネットに掲載されている条件の良い物件が、「情報更新のタイムラグ」または「おとり物件」などで、実はすでに他の人で申し込みが入っていることは珍しくありません。

気になった物件があれば、週末を待たずにすぐに不動産会社へメールか電話で問い合わせ、リアルタイムの空室状況を確認してもらう癖をつけましょう。無駄な足労を防ぐための基本です。

おとり物件の見分け方や避けるためのコツをご紹介!

https://honnne.com/blog/archives/4838

11月入居の引越し費用・初期費用の注意点

引越しにはまとまったお金がかかります。11月入居ならではの費用に関する注意点と、少しでも節約するためのポイントを解説します。

引越し費用は春より抑えやすい傾向がある

引越し業者の料金は、3月〜4月の超繁忙期に比べるとかなり安く抑えやすいです。ただし、11月の土日祝日や、月末の週末は予約が集中して料金が高くなる傾向があります。

可能であれば平日に引越し日をずらしたり、時間帯を「午後フリー便」などに指定したりする工夫で、数万円単位の節約が十分に可能です。3社程度から相見積もりを取り、価格競争させると良いでしょう。

月初入居・月末入居で初期費用が変わる

初期費用には、敷金・礼金などの契約費用に加え、「前家賃」や「日割り家賃」が含まれます。入居日によって初期費用が変わるのは、 「日割り家賃」 の金額が異なるためです。

  • 日割り家賃:入居日からその月の月末までの家賃
  • 前家賃:翌月分の家賃を契約時に前払いするもの
入居日日割り家賃の目安
11月1日発生しない
11月10日10月10日〜30日分
11月20日10月20日〜30日分
11月29日10月29日〜30日分

このように、月の前半に入居するほど日割り家賃が多くなり、月末に近いほど少なくなる ため、契約時に必要な初期費用の総額も変わります。入居日による違いを理解したうえで、契約時に必要な資金を確認しておくことが大切です。

前家賃・日割り家賃を確認する

不動産会社から見積もりをもらった際、初期費用の中に「前家賃」として何月分が、いくら含まれているかを必ず確認しましょう。

「初期費用が想定より高すぎる!」と思っても、実は単に「日割り家賃+翌月分の家賃」を先払いしているだけで、トータルで見れば決して損をしているわけではないケースが非常に多いからです。

翌月分の家賃を前払いしているため、初期費用が高く見えても、翌月に改めてその分の家賃を支払う必要はありません。

年末前の引越しはスケジュールに余裕を持つ

11月下旬に引越しをする場合、うっかりすると12月に突入してしまいます。

年末が近づくと、粗大ゴミの回収予約が数週間待ちになったり、インターネットの開通工事の業者が手配できなかったりするトラブルが頻発します。

手配関係は、物件の契約が終わったらその日のうちに連絡するくらいのスピード感を持ち、ギリギリのスケジュールを組まないようにしましょう。

初期費用を抑えたいならフリーレント物件も検討する

どうしても手元の初期費用を抑えたい場合は、「入居後1ヶ月間の家賃が無料」になるフリーレント付き物件を探すのも有効な手段です。

11月は繁忙期ほどの動きがないため、空室を年越しさせたくない(早く埋めてしまいたい)大家さんが、交渉次第でフリーレントをつけてくれたり、礼金をゼロにしてくれたりする確率が比較的高まる時期でもあります。不動産屋に打診してみる価値は十分にあります。

フリーレントについて詳しくはこちら!

https://honnne.com/blog/archives/25611

11月入居の部屋探しでよくある質問

11月入居に向けたお部屋探しについて、不動産会社の窓口でよく聞かれる疑問にQ&A形式でお答えします。

11月入居なら何月から物件を探すべきですか?

本格的に不動産会社へ行き、内見をスタートさせるのは「9月下旬〜10月上旬」がベストです。

それより前の時期(8月や9月上旬)は、焦って不動産屋に行っても契約を待ってもらえないため、ネットで相場感を掴むための情報収集期間にあてましょう。

11月入居の物件はいつ頃から増えますか?

秋の異動シーズンで退去した部屋のクリーニングや原状回復が終わり、即入居可能な状態の物件情報としてポータルサイトに豊富に出揃うのは「10月中旬〜下旬」にかけてのタイミングです。ここが一番の狙い目になります。

【図解】秋の退去物件が住めるようになるまで

10月に探し始めても11月入居に間に合いますか?

10月上旬〜中旬に探し始めれば十分に間に合います。

ただし、10月下旬になってからのスタートだと、審査、契約手続き、引越し業者の手配がかなりタイトなスケジュールになり、希望の11月中に入居できないリスクが高まるため注意が必要です。

11月入居は引越し費用が安いですか?

春(3〜4月)の繁忙期に比べれば圧倒的に安いです。

引越し業界全体が閑散期に入りかけているタイミングのため、相見積もりを取って価格交渉をすれば、かなりお得な金額で引越しできるチャンスがあります。ただし土日は通常料金になるため平日を狙いましょう。

11月入居で家賃交渉はできますか?

可能です。大家さんとしても「11月に空室のままだと、最悪の場合、春先まで空室が続いてしまうかもしれない」という不安な心理が働くため、毎月の家賃の数千円の値下げや、礼金のカット、フリーレントの交渉が、他の時期に比べて通りやすい傾向にあります。

まとめ

11月入居に向けたお部屋探しのポイントを最後におさらいしましょう。

  • 本格的に探し始めるのは、入居希望日の1〜1.5ヶ月前(9月下旬〜10月中旬)がベスト
  • 気候も良く、不動産屋や引越し業者の手厚いサポートを受けやすいのが大きなメリット
  • 物件数は春より少ないため、条件の優先順位をつけて決断を早くすることが重要
  • 空室を年越しさせたくないため、家賃や礼金など、条件交渉がしやすいケースもある

11月は、年末の慌ただしさを避けて、自分のペースでじっくりと納得のいくお部屋探しができる素晴らしい時期です。理想のタイミングで鍵を受け取って新生活をスタートできるよう、1ヶ月〜1.5ヶ月前から計画的に行動してくださいね!

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